こんにちは。
観劇三昧OLです。
お久しぶりの投稿になりました…。
本日は宝塚音楽学校の文化祭についてです。
友の会さんに素晴らしいお席を当てていただき、念願の文化祭デビューを飾りました。
それでは、
レッツゴー!
宝塚音楽学校の文化祭とは
音校文化祭知ってるよ!って方はこちらへジャンプ↓
通常の学校の場合、「文化祭」というと文化部がステージや展示発表をしたり、クラスで模擬店を出したり…
こういうイメージをお持ちの方が多いと思います。
しかし、宝塚音楽学校の文化祭はそれとは全くの別物!
どちらかというと、「卒業公演」と言った方が分かりやすいかもしれません。
出演は本科生(卒業を控える2年生)がメインで、予科生(1年生)は例年コーラスを披露しています。※108期生文化祭は予科生の出演無し
看板にも「卒業記念公演」と書かれていますね。
保護者や友人、そして一般の観客も観ることができます。(レアチケットが手に入れば)
内容は日舞、歌唱、演劇、ダンスと音楽学校で学んだ全てを披露する集大成の場となります。
タカラジェンヌの卵たちが初めて観客の前でパフォーマンスを行うとても貴重な公演です。
第1部
1.日本舞踊
黒紋付に緑の袴が美しい幕開け。
初舞台生の口上の時しかこの装いは見られないと思っていたのでとても驚きました。
そしてソロの彩姫みみさんと美渦せいかさんのお声が美しいこと…
もっと初々しいのかと思いきや、堂々の貫禄で歌い上げるおふたりに目が釘付けでした。
歌唱も舞踊も、正直ここまで完成した形のものを見られると思っていなかったので、頭をぶん殴られた気持ちになりました。
そりゃあこれから正規の団員として活躍するのだからある程度のクオリティの担保は当たり前なんですけどね…。
完全に「文化祭」という言葉に騙されていました。
2.クラシック・ヴォーカル
“カタリ・カタリ” 水月胡蝶さん
まるで宙組の亜音有星くんのような輝き…
端正な顔立ち、立ってるだけで溢れるオーラ、伸びやかなお声
手の動きが少しぎこちなかったところにフレッシュさを感じましたが、お歌は抜群!
これからが楽しみな男役さんでした。
オペラ「トスカ」より”星は光りぬ” 志凪咲杜さん
下手袖から登場した瞬間人を引きつけるオーラ
観客を楽曲の世界に入り込ませる表現力
そして圧倒的歌唱力
宙組の留依蒔世さんを彷彿とさせる懐の深い歌唱力に脱帽でした。包み込まれる。
パワーが必要になる歌唱シーンで必ず重宝される男役さんになる気がしました。
3.ポピュラー・ヴォーカル
<曲目>
- アイラブレビュー
- ムーンライトロマンス
- 美麗猫(ミラキャット)
- 幸せの鐘の鳴る日
- 君の名を呼べば
- 小さな花がひらいた・メドレー
- 未来へ
- ヴィエント デ ブエノスアイレス
- エルアモール
- Carnaval de Rio!!
- 愛の歌
- さよならは夕映えの中で
- この愛よ永遠に
みんな可愛いったらありゃしない。
そして歌が上手い。
綺麗なお声で聞きやすい方々ばかりだなと思いました。
コーラスもまとまっていて、声のでこぼこを感じない美しい響きでした。
個人的に特に惹き付けられたのは、「愛の歌」を歌った花海凜さん。
鈴の音のようなヒロインボイスで安定感のある歌唱はずっと聞いていたかったです。
お顔もキュートで宝塚メイクもよく似合っていました
成績3位ということは、早めの起用もあるのか…???
これからが楽しみな娘役さんです。
第2部 演劇「オーロラの歌声」
こちらは役替わりでA・Bの2組に分かれての出演でした。私はB組を拝見しました。
演出は谷正純先生で、スウェーデン王国皇太子クリストフの近衛兵をめぐる2年間の訓練兵を描いた群像劇です。
「2年間」という訓練期間の設定が音楽学校の2年間とリンクしているようで、同期の大切さや結束力を感じる演目でした。
特に印象に残った方々
●ルーカス(近衛隊員候補生)役 瑠羽らいとさん
眉間のシワが素晴らしい。芝居も上手い。
曲者の役でしたがしっかりモノにしていて、台詞回しも流暢でした。
●エルヴィア(近衛隊員候補生宿舎の娘)役 美渦せいかさん
*ヒロイン
クリアな高音ボイスが可愛い。
娘役ヒロインらしい爽やかな演技でした。
●フェリシア(エルヴィラの姉)役 梨恋あやめさん
コメディ場面のセリフの間が素晴らしい。
彼女の乳母が見てみたいと思ってしまいました。
みんなに慕われるしっかり者のお姉さんでありながら、チャーミングな一面もあるオイシイ役でした。
セリフが聞き取りやすく、お芝居も上手でこれからがとっても楽しみです。
●ソフィア(主人公クリストフの婚約者)役 彩姫みみさん
本科生とは思えない貫禄。
輪っかのドレスと貴族の立ち振る舞いがとてもよく似合っていました。
第3部 ダンスコンサート
<曲目>
- プロローグ タップダンス
- バレエ ジプシーたちの踊り
- ジャズダンス ワタリドリ
- ジャズダンス Tanguango
- バレエ メリー・ウィドウ
- ジャズダンス THERE SHE GOES
- フィナーレ ジャズダンス
ダンスパートはもうみんなキラキラで…
パッション溢れる演技に終始圧倒されていました。
特に驚いたのが、ジャズダンス Tanguango。
まさか文化祭でハットを被ったスーツの男役に出会えるなんて思いませんでした…。
特に印象に残ったのは演劇に続き瑠羽らいとさん。
音校には「ハットの扱い方」という授業があるのでしょうか。(たぶん無い)
帽子の角度は少し片目に影が落ちる黄金比。
つばを撫でる時のナチュラルな動作。
舞台から捌ける最後までしっかりキメる表情管理。
ほんとにかっこよくてビックリしました。
まとめ
音校文化祭、最高に楽しかったです。
フレッシュでキラキラした表情とクオリティ高いパフォーマンスに大満足の2時間40分でした。
なんと文化祭の次の日が卒業式だったんですね。
彼女達の初舞台は4月23日(土)より始まる星組公演、
『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』
『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
4回分のチケットを確保しました…!
口上のスケジュールも出ていましたね。
どうか無事に全公演行えますように。
タカラジェンヌとして羽ばたいていく108期生をこれからも応援します!
それでは、
おあとがよろしいようで。
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