※デリシューを観たことがある方向けの記事です。ネタバレしかありません。
こんにちは。
観劇三昧OLです。
会社から「受けてみる〜?(圧)」と言われて受けた検定がやっとこさ終わりました。
気がつけば宙組東京公演が始まっている…。
私史上初めて6回も通ったホームズ&デリシュー。
飽きもせず、なんなら平日も毎日デリシューに思いを馳せ、Twitterのレポを読み漁ってました。
今回の記事は、先日Twitterで「デリシューは麻薬」といった趣旨のツイートを散見したので、
じゃあその線でムラの振り返りしよう!と思いついた次第です。
私の身体には、宝塚を観ると元気になるプログラムが標準装備されています。キマるってやつですね。(違)
今回はそれに加えて「何回も観たい…!」という気持ち(=依存)が芽生えたので、
デリシューが依存症を引き起こす理由を考えながら、ムラ公演の振り返りをしていきます。
前置きが長くなりましたね。
それでは、
レッツゴー!
依存症とは
インターネットで検索してみると、NHK福祉情報サイト「ハートネット」にこのような記述がありました。
アルコール・薬物などの「精神に作用する物質」を体に取り込むと、その物質は脳に侵入します。(中略)こうした「精神に作用する物質」には、その種類によって、一時的に気分を高揚させたり、落ち着かせたり、緊張や不安をやわらげたりするなどの作用があります。そうした感覚を、脳が報酬(ごほうび)というふうに認識すると、脳内にそれを求める回路ができあがります。
NHK福祉情報サイトハートネット「これって”依存症”?」より抜粋
https://www.nhk.or.jp/heart-net/izonsho/about/04.html
え、
これそのまんまデリシューでは・・・?
もう少しサイトを読んでみると、
ギャンブルで味わうスリルや興奮、食事を抜いて体重を落とした時の達成感、リストカットをしたときに辛い気持ちがやわらぐ感覚・・・体に「物質」を取りこまないこれらの行動も、脳の中で報酬を求める回路が働いていることが少しずつ分かってきています。(中略)生きていく中で、さまざまな趣味・嗜好、習慣などを試しているうち、たまたまその人にとってピッタリくるものに出会い、脳に報酬を求める回路ができあがったということなのです。
NHK福祉情報サイトハートネット「これって”依存症”?」より抜粋、一部編集
https://www.nhk.or.jp/heart-net/izonsho/about/04.html
デリシュー観劇時に感じている高揚感や心の安らぎが、私の脳内で「報酬」として認識されている・・・?
デリシューは好みにピッタリ合うので、
まさに私は「脳に報酬を求める」回路が存在するデリシュー依存症患者だったのですね。
では、私が一体どの場面で「興奮」し「達成感」を得て、心の「和らぎ」を感じたのか振り返っていきます。
デリシュー振り返り
興奮
●第1章「Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-(Prologue)」
・潤花ちゃんのカボチャスカートが綺麗な青いドレスに一瞬で変わる場面。
▶︎本当に魔法がかけられているよう。シンデレラ見てるのかと思った。
・冒頭から階段降り
▶︎まるでフィナーレ。ケーキとかアイスとか持ってて可愛い。次から次に降りてくるスピード感がたまらない。
・マカロンシャンシャンペンライトを振る宙組子
▶︎単純に可愛い。両手をピンとあげて左右に振るタカラジェンヌには愛しさしか湧かない。
・総勢105名(ムラ公演時)の大カンカン
▶︎この間まで2チームに分けて公演してたから余計にグッとくる。舞台に人がたくさん。
みんな足上がってるしくるくる回ってるしそこら中から「あ~い♪」みたいなかけ声聞こえてきて至福。
●第2章「La Gouter de Marie Antoinette~王妃のお茶会~」
・マリーアントワネット(芹香斗亜さん)とクレープ公爵(和希そらさん)の絡み
▶︎そらくん歌上手いんよ…。そして容赦ないキキさんの日替わりアドリブが楽しかった。いつも待ち構えてた。
・2番手男役のダルマ姿
▶︎素敵な脚に大興奮。あと可愛いよね??キキちゃん可愛いよね??男役が女性のお役演じる時にありがちな「女装感」が無かった。
(ちなみに女装感あるのも好き。)
・すっしーさん(寿つかささん)のオーバーリアクション
▶︎すみれ兄弟のときにオイオイ泣いてるすっしーさんが好き。
●第3章「Le Trio Foret Noire~フォレ・ノワール三重奏~」
・ベラミ様(真風涼帆さん)が登場した瞬間、深い開襟で観客を深い沼にたたき落とす場面。
▶︎ウッ(心臓鷲掴みされる音)
・レザンちゃん(桜木みなとさん)が潤花ちゃんを平手打ちする場面
▶︎叩かれたあと(アァ??)みたいな顔してる潤花ちゃんが好き。舞台写真買った。
・潤花ちゃんがレザンちゃんにメンチきるところ
▶︎かっこよくてたまらない。
●第4章「Les Variation Tarte aux Fruits~フルーツ・タルト変奏曲~」
・真風さんのべサメムーチョ。
▶︎これしか勝たん。たまーに歌い出しの直前でハラリと前髪が垂れて、さっとかきあげたりする。悶絶。無理。
・潤花ちゃんの「L’Orange」
▶︎「♪オレンジいろ→↑↓の〜」って音程変化するところが好き。潤花ちゃんのいい声がとても活かされてる。あとあの声で「♪刺激的な夜」とか言われて惚れない人いない。
●第8章「 Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里- Finale A<Paris Cannaill>」
・赤・白・青のスーツを着た男役15人が歌い踊る場面
▶︎ずんそらもえこ(桜木みなと・和希そら・瑠風輝)が尊い。こってぃ(鷹翔千空)の青いスーツに殺られた。(敬称略)
銀橋のこってぃを一生オペラで見つめてたから、センターでずんそらがワチャワチャしてるのに気づいたのはムラ公演後半戦。
誰が歌っても上手くて、見た目もスタイリッシュで、文句のつけどころも非の打ち所もない。
●第9章第22場「 Délicieux(デリシュー)! -甘美なる巴里- Finale B~D」
・Finale C<Parisienne Walkways> 男役が2人1組で踊る群舞
▶︎キキちゃんは真風さんに何か呟いてるし、ずんちゃんはそらくんに愛を囁いてた。読唇術身につけたい。
宝塚カフェブレイクで言ってたらしいけど、この場面キキちゃんは真風さんの「幻想の元恋人」らしいですね??どんな激アツ裏設定なんや、、、
達成感
●第1章第4場「 Délicieux(デリシュー)! -甘美なる巴里-(Prologue) G」
・キャストも観客もみんなでマカロンを振る場面。
▶︎出演者と一緒に出演者と同じものを持って同じ振りを踊る…至福のひとときよ。自席でできる範囲の全力で振った。みなさんマカロンのデコも凄かったよね。
自分は本体をデコる技術が無いと判断したので、宙組さんの衣装をイメージしたおリボンを作成。
このあたりの準備〜踊りきるところまででひとつのエンタメ。
わりと値段するけど6回+母も使ったので減価償却できてる。
和らぎ
●第5章「Le Duo Sucre d’orge ~キャンディー・ケーン二重奏~」
・娘役7人の銀橋渡り
▶︎夏のサンタ!ららちゃん(遥羽ららさん)の可愛さに殺られた。
娘役さんだけで銀橋渡るの珍しい気がする。とてもよい。目の前をリカちゃん人形ばりのスタイル抜群キュートガールたちが歩いていく眺めの良さったらさ、もうこれで世界救える。
最後の「はーん♡♡」で私の中の少女が(かわいいいいいいい!!!)って騒ぎ立ててた。
・キャンディーケーンを使ったダンスシーン
▶︎アメリカンな雰囲気。この場面で(今私は宝塚のショーを観ているのね…!)って我に返る。
キキちゃんがケーン振り回したのに続いて他のみんながブンブン振り回すシーン、みんないたずらっ子みたいな顔してて楽しかった。
●第6章「La Symphonie Patisserie ~パティスリー交響曲~」
・サントノレ・ア・ラ・ローズ
▶︎「♪パリの街は閉ざされた」の部分、時世が反映されててハッと現実を思い出す。公演が続けられている有り難さをいつも噛み締める場面。
▶︎ららちゃんと真風さんがガッシリ手を握りあうところで泣ける。
▶︎長めのポニーテールにパンツ姿で出てくる潤花ちゃん綺麗。
▶︎皆様が一列に並んだら虹が架かったようになるお衣装が素敵この上ない。
●第7章「Le Concerto Macaron ~マカロン協奏曲~」
・初舞台生ロケット
▶︎ ロケット前のずんそら、(ソラクンドコニモイカナイデー!)って気持ちになる。(もちろん雪組行っても応援する!)
▶︎ 初舞台生のラインダンス。マカロンタワーで待機してるのめっちゃ可愛い。衣装もめっちゃ可愛いピンク。
みんな輝いてたけど、センターの一輝翔琉くんのオーラが半端なかった。
第9章第23場「 Délicieux(デリシュー)! -甘美なる巴里- Finale D<Toi Et Moi>
▶︎ デュエットダンス。潤花ちゃんのドレス、一番表の生地がネイビーでそこから透けて見える2枚目の生地がグリーン!雪組さんで培ったベースがあるからこそ今の潤花ちゃんの輝きがあるのよね・・・!
お衣装さんの素敵なこだわりにうっとり。
▶︎ キキちゃんも歌いながらの参加。「今からこの3人で素敵な世界作りますよ~」って雰囲気でとても好き。
▶︎ この上なく幸せそうな顔で踊る潤花ちゃんとそれを包み込む温かい眼差しの真風さんを見ると、心が幸せな気持で満たされる。
まとめ
最後に観てからだいぶ時が経っているので、細かいところを間違えていたらごめんなさい。
ざっと思い出して書いただけでも大量に出てくる数々の主観的名場面たち…。
55分でこんなにも「興奮」「達成感」「和らぎ」が詰まっていたら、そりゃあ脳の回路が「報酬」と認識しますよね。
記事上部のサイトによれば、いったんこの状態になると自分の力でコントロールすることは難しいそうです。
だからTwitterでレポを漁り共感や羨望のいいねを押しまくる私のような奴が現われるのか・・・。
結論:デリシューは依存性が高い。
当たり前の結論が導き出されました。
正確に言うと、デリシューは依存症を引き起こしかねない性質を大量に持っている、ということですね。
ちょうどこのブログを書いている時に円盤の発送通知が来たので、
明日からは「おうちでデリシュー」が楽しめそうです。
ますますデリシューが♪やめられない止まらない♪
それでは、
おあとがよろしいようで
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