【レポ】ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳〜』がすごかった!

【レポ】ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳〜』がすごかった!
【レポ】ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳〜』がすごかった!

こんにちは。

観劇三昧OLです。

ミュージカル北斗の拳、

通称「アタタミュ」観てきました!

いや〜〜〜めっちゃ楽しかった!

一人の女性と世界の覇権を巡る男たちの熱い戦いに心揺さぶられました。

初演なので後世にレポを残します!できるかな!

それでは、

レッツゴー!

あらすじ

二千年の歴史を誇る北斗神拳の修行に励んでいたケンシロウ(大貫勇輔)、トキ(加藤和樹・小野田龍之介)、ラオウ(福井晶一・宮尾俊太郎)の三兄弟。

南斗の里から来たユリア(平原綾香・May’n)、そのお付きのトウ(白羽ゆり)とともに成長していく三兄弟の中から師父リュウケン(川口竜也)は末弟のケンシロウを次の伝承者に選んだ。


折しも世界を覆う核戦争によって文明社会は崩壊し、人々は弱肉強食の時代を生きることとなった。


ケンシロウはユリアとの愛を育み共に荒廃した世界を生きていこうとした日、南斗のシン(植原卓也・上田堪大)にユリアを強奪され、胸に七つの傷を刻まれる。


絶望の中放浪の旅に出たケンシロウは、たどり着いた村で出会った二人の孤児バット(渡邉 蒼)、リン(山﨑玲奈・近藤 華)と共に旅を続ける。


一方ラオウは世紀末覇者・拳王を名乗り、世界を恐怖で支配しようとしていた。

ケンシロウは女戦士マミヤ(松原凜子)が治める村の用心棒レイ(伊礼彼方・上原理生)と共にラオウによって牢獄カサンドラに囚われたトキを救出するが、その後ユリアが失意の中でシンの居城から身を投げたことをラオウから知らされる。


ケンシロウはラオウとの闘いの末に壮絶な最期を遂げたジュウザ(伊礼彼方・上原理生)をはじめとする愛すべき仲間や強敵たちの哀しみを胸に、世界に光を取り戻すべく救世主として立ち上がるのだった。

ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター 北斗の拳』公式サイト「STORY」より一部抜粋し引用。(2022年1月15日最終閲覧)

キャスト

1/8 17:30公演のキャスト一覧です。

ケンシロウ 大貫勇輔
ユリア   平原綾香
トキ    加藤和樹
シン    上田堪大
リュウケン 川口竜也
トウ/トヨ 白羽ゆり
マミヤ   松原凛子
レイ    上原理生
ジュウザ  伊礼彼方
ラオウ   福井晶一
バット   渡邉蒼
リン    近藤華


リハク他   中山昇
青年ラオウ他 一色洋平
ライガ他   後藤晋彦
フドウ他   澄人
フウガ他   田極翼
青年トキ他  百名ヒロキ
ダグル他   宮河愛一郎
ミスミ他   安福毅

飯作雄太郎
岩瀬光世
輝生かなで
坂口杏奈
内木克洋
中野高志
原 広実
妃白ゆあ
福田えり
藤田宏樹
LEI’OH
大竹尚

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鍛え抜かれた肉体美

この素晴らしい腕筋。 腹筋。

皆様はミュージカル俳優であって、決してスタントマンでもボディビルダーでもないのに、

鍛え抜かれ磨かれぬかれた肉体。

男性陣はみんなオペラを降ろすのが惜しい身体をされていました。

北斗の拳の世界観を守るためのストイックな努力と、今まで秘められていた新たな魅力が開花したようで、目がとても幸せでした。

肉体美は女性陣も。

平原綾香さんはくびれ運動に勤しんでいたそうです。(アフタートークショーより)

出したい歌声の適正体重があるらしく(重ためのスピーカーはいい音が出るでしょ?とのこと。)、

いかに体重を落とさずにユリヤのプロポーションに近づけるかを考えたところ、行き着いたのがくびれ運動だったそう。

かなり締まったとおっしゃっていました。

確かにどのドレスでも出るところは出て締まるべきところは引き締まっていて、とても美しかったです。

拳(けん)の表現

1番の見どころといっても過言ではない戦闘シーン。

殴って蹴って飛んで派手にやるのかなーと思っていたら、

それぞれの場面で違った見せ方になっており、戦い方がワンパターンになることなく楽しめました。

ジード隊長vsケンシロウ

ミュージカル中で1番はじめの大きな戦闘シーン。

映像を多用し、覇気?オーラ?のようなものが物理的に見える演出。

「北斗百裂拳」が毛筆のフォントで映し出され、

最後はもちろん

ひでぶ!!

こちらに向かってのけ反る体制で倒れていくキャストさんの顔と

渾身の「ひでぶ!!!!」

そして後ろに映し出される毛筆文字の組み合わせがなんともコミカルで、

ああこういう感じで戦うのか〜!!

と納得した瞬間でした。

ひでぶ!にある種の様式美のようなものを感じて自然と拍手してしまいましたよね。

死んだ後の捌け方も、名探偵コナンの犯人にマントつけたみたいなやつ

(ミュージカル好きな人はトート閣下の取り巻きたち顔無いver.を想像してください)

にふわふわーっと取り込まれて割と自力で袖に戻っていくのが目新しかったです。

侵攻隊長vsケンシロウ

1幕終盤、マミヤのいる村を襲った悪者を倒す場面です。

ここで繰り出された拳は、手の動きとともに明るい白の照明がピカピカピカと点灯していて、

ケンシロウの拳の強烈な威力を感じることができました。

こちらは最後に

あべし!!

断末魔とともにうつ伏せに倒れる美しさたるや。

こちらももちろん拍手喝采。

私、原作未見で観劇したのですが、これは原作知ってたらより一層気持ち高ぶるやろなーー!!と思いました。

ラオウvsケンシロウ

2幕終盤、ラオウとケンシロウの一騎打ち。

映像、照明の派手な演出は一切無し。

肉体と肉体のぶつかり合いにここまで心揺さぶられるとは思いませんでした。

特別な演出は何も無いのに2人の周りに覇気が揺らめいているようで、

熱い。

とにかく熱い。

ユリヤは仮死状態と分かっていたのになぜラオウは無想転生を会得したの?とツッコミたくはなりましたが、

最後の最後、ケンシロウ渾身の拳を受け、

戦い抜いたラオウが自らの秘孔を突く場面は鳥肌が止まりませんでした。

そして

「我が生涯に一片の悔い無し!」

昇天していくラオウの姿はとても神々しかったです。

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戦闘演出の変化

ジード隊長戦ではプロジェクションマッピングを多用し、

技名や断末魔を文字で投影することで敢えて漫画っぽさを全面に出し観客の興味をグッと惹き付ける。

侵攻隊長戦では、舞台ならではの演出で2次元→2.5次元の移行の例を示し、「舞台で観る北斗の拳」を楽しんでもらう。

ラオウ戦では、ほぼ肉体のみのぶつかり合いで、

北斗の拳を現実に落とし込むとどうなるのか、

ケンシロウとラオウを3次元にするとどうなるのか

リアルさを追求しているように見えました。

もちろん全編通してワイヤーアクションが入るので視覚のインパクトは強烈で非現実的です。

ただ、ひとつひとつの戦いの魅せ方を変えることで観客を北斗の拳ワールドにうまく誘導して、

最後の決戦はまるで「本物」を見ているような気分になる作り方がとても面白かったです。

ラオウとの戦いは、舞台奥の白い照明が客席に向かって点いていて、開場中並みに明るい中で進行していきました。

それでも集中力を削がれることなく、周りの人達と一緒にこの戦いの行く末を見守っているような気持ちになり、とても不思議な感覚でした。

全体を通して

体幹

みんな体幹が強い。

ワイヤーアクションしてもぷらぷらと遊ばない下半身が強靭でした。

特に大貫ケンシロウはおへそのあたりに重たい石でも飼ってるのか?ってくらいに

踊っても戦っても体の軸がぶれていなかったです。

みんな歌が上手い。

そりゃレ・ミゼラブルでバルジャンやらジャベールしてる人達がごろごろいるから当たり前なんですけどね。

よくこれだけ集めたなと思いました。

上原理生レイ×加藤和樹トキのデュエットとかオタクの妄想でしかなかったです。ありがとうございました。

バット役の渡邉蒼くんや、リン役の近藤華ちゃんも心に刺さる歌い方をするんですよね。

音符を追いかけてるだけじゃない、魂のこもった声で必死に歌っている姿に胸を打たれました。

そしてすごいのは大貫ケンシロウ。

FNS歌謡祭でも披露していた「心の叫び」を歌いながら戦うシーンがあるのですが、

最初の演出では歌→戦闘→歌と交互にやる予定だったそう。

それでは間延びするから、と大貫さん自ら発案し、

歌いながら戦うことになったそうです。(アフタートークショーより)

スピーディな展開

幕開けは北斗神拳の伝承者を発表する場面。

そこからあっという間に核戦争がはじまり、トキは行方不明、ユリヤは連れ去られ、ケンシロウの胸には北斗七星の傷がありました。

その後もバットに出会い南斗六聖拳の伝承者に出会いカサンドラへ向かい…

とずんずん話が進んでいきます。

ラオウが亡くなるところまでを2時間30分強で収めないといけないので、かなり話の進み方はスピーディです

あ、そんな簡単に信用しちゃうのね!と思ったところもちらほら…笑

物語はかなり巻きで進みますが、置いていかれることはなかったです。

原作未見だったものの、パンフレットのあらすじと、誰がどの役か(メインどころだけでOK)を頭に叩き込んでいればそこまで戸惑わずに観ることができました。

ただし、有名なセリフや場面が再現されている分、

原作を知っていたらもっと気持ちが高ぶるんだろうなー!という予感はしています。

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おわりに

結論、めちゃくちゃ楽しかったです。

原作読んでからもう一回観たい!

初めの方の戦いで技名が映し出されたときは

(こりゃトンデモ演出…)

って思いましたが(笑)

ラオウ昇天の時はなぜだかカタルシスを感じる不思議な作品でした。

北斗の拳ミュージカルは、

お金と時間をしっかりかけた

上質な大人向けヒーローショー です。

再演待っています!

それでは

おあとがよろしいようで。

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