【備忘録】『スルース〜探偵〜』2/4 19時公演

【備忘録】『スルース〜探偵〜』2/4 19時公演

こんにちは。

観劇三昧OLです。

仕事終わりに『スルース』大阪公演初日行ってきました!

予習ゼロで挑みましたが、私的には正解でした!

でも真面目な感想が書けるほど余裕もって見れなかったので、(展開が気になりすぎてハラハラしてた)

今回はセット・役者・物語 の3つに絞って備忘録を書いていこうと思います。

それでは、

レッツゴー!

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備忘録①面白いセット

嫌でも目につく水夫の人形

イメージ画像です。

開場中から存在感ありまくりの水夫の人形。

常に上手側に腰掛けていて、頭叩くと引くほど爆笑する気味の悪い人形。

私、開場中誰か人間が座ってるのかと思ってました。笑

こいつの名前、

ジョリー・ジャック・タール

っていうらしいですね。

面白くないジョークも大爆笑してくれる有難い(?)存在ですが、

「笑ってる」より「嗤ってる」の方が正しいような…。

不気味でしばらく夢に見そうなお人形でした。公演終わったあとどうするんやろう…。あのまま倉庫閉まったら勝手に動いてそう…。

荒れまくる部屋と小道具

1幕最後、

いやどんだけ散らかすねんっ

ってぐらい荒らしまくってましたね。(特に女性用下着)

わたくし学生時代劇場でアルバイトをしていたので、ある程度ストレートプレイも見かけたことがあるのですが、

あんなに散らかしてる演目見たことないです。しかも1幕。

休憩明けたらすっかりキレイになっていたので、

スタッフさんに拍手です。。。

宝探しができる部屋

2幕は宝…ではなく証拠探しの場面がとても好きでした。

思わず私もオペラ使って探してしまった。

到底観客からは見えないところに証拠が隠されたりしてましたが、

事件が起こった実際の場所でヒントを与えられながら何かを探すという感覚は、ミステリー小説やサスペンスドラマではなかなか味わえない感覚なのでとても面白かったです。

備忘録②素晴らしいキャスト

«キャスト»

アンドリュー・ワイク 吉田鋼太郎
マイロ・ティンドル  柿澤勇人
ほか

吉田鋼太郎さんの超絶技巧

吉田鋼太郎さんもかっきーも台詞がめっちゃクリアに聞こえてくる。

かっきーは四季出身やから分からんでもないけど、

吉田鋼太郎さんなんかすっごい早口で話してる場面もあるのに、

あんだって???

ってなることがない。

ミュージカルでもストレートプレイでも、歌詞やセリフが聞こえないと一気に物語の外に引きずり出されるというか、

今なんて言ったんやろう??って考えてしまうので物語にのめり込めないんですよね。

でも今回はそんなことなかった。

一体どんな訓練したらそういう風に話せるのかしら。

言葉がクリアに聞こえてきたので、騙し合いのセリフの応酬もノンストレスで楽しめました。

あと、1幕でマイロを追い詰める場面の

「私は君が嫌いなんだよ」

「私は君が嫌いなんだよ」

「私は君が嫌いなんだよ」

階段を上りながら言うこのセリフ、同じ言葉なのに1回1回色が違っていてとても印象的でした。

手に汗握る演技-柿澤勇人

やっぱりかっきーは凄かった。

1幕最後の死にかける場面。

死に直面した人間はこんな感じで震えるんやろうなあ…

顔は涙か汗か分からん液体でずるずるやし、まともに動けへんぐらい震えてるし。

地べたを這いずりまわる役が似合う…(違)

あと驚いたのが2幕頭。

え、誰?

ってなってオペラを上げ下げ。

おじいちゃんの顔のままでかっきーの声にチェンジした部分は、リアル・ルパン三世。笑

単純に器用な人やなあ…と。

ピエロでキャッキャしてるところも、殺されそうで震えてるところも、ヤバい奴の目して相手を追い詰めてるところも、全部同じ人なのかと思うと振り幅の広さに感服。すごい。

あとは脱いだ時の肉体美が最高でした☆
(結局そこ)

備忘録③ハラハラドキドキの物語

まるで推理小説!どんでん返しの嵐

この話めっちゃ面白かったんです~~~!!!

完全予習ゼロで挑んだので、先が全く読めなくてハラハラドキドキしっぱなしでした。

詳しくは書きませんが、1幕ひとつ、2幕にふたつ、ひっくり返るポイントがありました。

特にラスト

アンドリュー、マイロふたりともにびっくりですよ。

あ、本気なのね…

あ、呼んでたのね…

そんな余韻に浸ってたら突然笑い出すジョリー・ジャック・タール

心をグッと持っていかれました。

アンドリューが「3回同じことをするな(意訳)」って言ってましたが、2人とも見事に3回目で裏をかいてきて(というか決着をつけにきて)、それまでの過程で2人がやってきたこともこちらは予想だにしていなかったので、

次はどうなるの?!次は?!?!

といったドキドキ感が最高潮に達した時に訪れるあのラストは、ジェットコースター降りた時の気分に似ている気がしました。

先が読めなかったし、読む間もなくポンポン台詞が飛び交うのでついていくのに必死でしたが、

「続きが知りたい!はやく!!」

って思いながら本のページをめくっているようなテンポの良さと、ページをめくった先に待っている衝撃の度合いが、さながら推理小説を読んでいる時の感覚でした。めっちゃ楽しかった!

その他思ったこと感じたこと

アンドリューから透けて見える奥さんに対しての男尊女卑感とか(たぶん奥さんのこと所有物やと思ってる)、マイロが抱えている外国人としての孤独感とか虐げられてきた過去とか、うっすらと人間が持つ差別意識?みたいなのも感じられて、

それがどう物語に関わってくるのかを考えられるほどの余裕は無かったですが、

そんな意識を持つ2人だからこそあのゲームは成立したのかなあと。

そもそも2人とも賢くてプライド高すぎて傲慢で、おおよそ共感できるタイプの人間ではなかったので、

自分とは関係の無い世界線の人、として物語を観ることができました。

だからこそ、そこまで深く受け止めずに楽しく見れたのかなあと個人的には思います。

あとはジョリー・ジャック・タール

彼が最後に笑うおかげで、絶妙に不安定な空気を締めて(震えさせて?)いるように感じました。

お互い復讐を成功させたことに関しては「勝ち」ですが、これから続く人生(片方は続きませんが…)のことを考えると確実に「負け」な訳で。

賢くて馬鹿な2人の高尚で下衆なゲームを、彼が私たちの代わりに笑ってくれるおかげで、今見てきたものが一気に「物語」「フィクション」「創作物」のような雰囲気に変わり、受け止めるものが少し軽くなるような印象を受けました。

そのおかげで私たちは終演後「どんでん返しがでんでんでん!で面白かった〜〜」と気楽に言えるのだと思います。

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映画版スルース

私、ほんとに予備知識ゼロで行ったので、映画があることすら知りませんでした。

舞台はセットも変わらず俳優さんも2人きりでしたが、映画だとどうなるんでしょう?

特にマーガレートに関しては、アンドリューとマイロの2人が語る姿だけでどんな女性かを思い浮かべるので、

聞く人によっては金の亡者、またある人にとっては愛に飢えた哀しい女性、のように、 実際に登場しないことによって見方が変わる、というのが今回の物語の魅力だと思います。

映画だと登場してしまうんですかね?それともやっぱり男ふたりのみ?

セットもアンドリューの家の居間以外にどこかあるんですかね。庭とか。

めっちゃ気になる。

2007年版と1972年版があるらしいですが、なんと1972年版は日本向けのDVDが無いと…。輸入盤しかないみたいです。

2007年版

1972年版

1972年版は日本語字幕が無いので、とりあえず2007年版を見てみたいなあ。

おわりに

今回は話について行くのに必死で、とりあえず忘れないように書いた備忘録になってしまいました。

パンフレットを読むと、キャストのおふたりが考えてることとか語録とか実はキャスト3人だよとか(それはカテコの時に判明しましたが)、内容盛りだくさんだったので、

また少し落ち着いた頃に振り返れたらなあと思います。

次回も備忘録になりますが、何から書けばいいか分からない『パレード』を扱います。

書けるかな…

とりあえず今回はここまで!

それでは、

おあとがよろしいようで。

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