【重大ネタバレ無し】忠臣蔵概要付き!花組『元禄バロックロック』レポ

宝塚歌劇

こんにちは。

観劇三昧OLです。

先着で勝ち取った花組『元禄バロックロック/The Fascination 』初日に行ってきました!

実は柚香さん体制の花組を大劇場で観劇するのは初めてでした。

はいからさん、アウグストゥスともに運悪くチケットが消え去ったんですよね…

今回は絶対に観たいと思い、死ぬ気で初日のチケットをもぎ取りました。

今回はざっくりとしたレポです。

ストーリーに関するネタバレは無いのでご安心を!

ただし、衣装・舞台装置もろもろのネタバレはあるので、完全シャットアウトしたい方はここでUターンしてください。

それでは、

レッツゴー!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

【これから観劇する人に言いたいこと】

レポの前に言わせてください。

絶対にストーリーに関するネタバレは踏まない方がいいです。

今回の公演は、1度観てその内容を踏まえてもう一度観たくなる作品です。

これ以上のことは言いません。

ネタバレは絶対に回避してください。

【忠臣蔵カンタン解説】人間関係さえ分かればOK

今回のストーリーの下敷き『忠臣蔵』。

有名な話なので知ってる方も多いのではないでしょうか。

元禄バロックロックでは、詳しい史実までは知らなくて大丈夫!

誰が誰を殺して、誰のために討ち入りをするのか

これだけ知っていたらOKです。

忠臣蔵をご存知の方は早速レポへどうぞ!

【観劇レポ】舞台機構

そもそも忠臣蔵って?①登場人物

わかりやすく言うと復讐劇です。

今回抑えておきたいのは3名

吉良上野介(きら こうずけのすけ)

幕府のお偉いさん

浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)

赤穂藩の藩主

大石内蔵助(おおいし くらのすけ)

赤穂藩の武士

元禄バロックでは

吉良上野介=コウズケノスケ(水美舞斗さん)

浅野内匠頭=タクミノカミ(聖乃あすかさん)

大石内蔵助=クラノスケ(永久輝せあさん)

となっています。

観劇三昧OL
観劇三昧OL

柚香光さん演じるクロノスケはクラノスケと名前がよく似ている想像上の人物なんですね!

忠臣蔵とは②赤穂事件

『忠臣蔵』というのは、1702年に起きた「赤穂事件(あこうじけん)」とその後の討ち入りを題材にした人形浄瑠璃・歌舞伎の演目名『仮名手本忠臣蔵』からきています。

赤穂事件は、江戸城・松之大廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかった事件です。(切りかかった理由は諸説あり)

これを受け浅野は即日切腹、生き残った吉良上野介はお咎めなしとなりました。

これに不満を持ったのが、赤穂の武士たち。

藩主が切腹ですからね。もちろん赤穂の武士たちも改易(家・土地・身分の没収)です。

幕府の処置を不服に思い、大石内蔵助を筆頭とする「赤穂四十七士」は吉良家への討ち入りを企てました。

吉良家への討ち入りは成功したものの、大石を含む46名(1人は途中で戦線離脱)は切腹となりました。

観劇三昧OL
観劇三昧OL

悲しいけれど切腹は打首よりマシな処遇だったとか。

これが有名な忠臣蔵のざっくりとしたストーリーです。

これさえ分かっていればもう準備は万端!

安心して元禄バロックロックを楽しんでください。

スポンサーリンク

【観劇レポ】舞台機構

開演5分前から観られる舞台セット

5分前のアナウンスが流れると緞帳が上がり、このような映像・セットが現れます。

真ん中と左右の時計は実物、それ以外は映像です。

右上に「弐肆肆肆」という文字が見えますが、

これが漢数字のデジタル時計のようになっています。

ただし、表示しているのは時刻ではなくカウントダウン

開演までのカウントダウンをしているのかと思いきや、明らかに普通の時計よりスピードが早い。

結局何を意味しているか分からないまま開演しましたが、ほかの映像の時計たちもありえないスピードで動いていたので、そういう演出だったんですかね。

写真では伝わりづらいですが、ほんとにゴージャス!

映像もセットの時計もテカテカと光っていました。

これがVISAの力…なんて余計なことを思ったりもしましたが、

目を見張る華やかさなのでぜひ早めに着席してスタンバイすることをおすすめします。

【今後要観察】両端の柱時計

両端の柱時計は本編中もずっとここにあります。

時計動いてるのかなーと思ってたまに確認していましたが、どうもその気配は無し。

ただ、目を離している時間も多かったので確かではありません。

アナスタシアのときは確かロシア→パリに向かう列車に乗り込むシーンで、頭上にあった時計が地道に動いていたので、

もしかしたら私が見ていない間に動いているかも。

ここは次行く時に要チェックです。

誰か知ってる人いたら教えてください。笑

【観劇レポ】衣装

色味と素材

超・極彩色です。まるで蜷川実花ワールドです。

赤・黒・黄色・緑…

エドの町の人達はみんな明るい色を着ています。

反対に、武士は地味めの茶色、タクミノカミはこの世の存在ではないので色素薄めの水色でした。

1番驚いたのは柚香さんの衣装。

柚香さんは全体的に黒いお衣装が多かったのですが、

袴で黒でレザー?!カッコよすぎん?!?!

気づいた瞬間オペラで二度見です。

その時言ってた台詞が聞こえないくらいの衝撃でした。

バロック「ロック」なだけあり、衣装もロックなご様子。

これは舞台写真も楽しみですね・・・。

【今後要観察】まどかちゃんの髪型

まどかちゃんが可愛いのなんの。

ポスターにもなっている黒髪ロング×赤髪姫カット

この髪型とはうって変わってなんと!

金髪ショートカットまで!!!!

見れてしまうのですよ…。

正確にはミルクティー色ですかね。

はじめは黒髪で、途中からこの金髪ショートカットになります。

私の記憶が正しければ、クロノスケとキラ(=まどかちゃん)の関係が1歩進んだあとの場面から変わっていたんですよね。

でもいつの間にか黒髪に戻っていました

確かあの場面から戻っていたかな…?という心当たりはありますが、

書いてしまうと大変なネタバレになるので控えておきます。

クロノスケと心を通わす場面が金髪、それ以外が黒髪だったような気がするんだよなあ。

(このぐらい抽象的にしか言えない)

自信がないのでまた観に行った時に確認しておきます。

分かった方いたらこっそりTwitterのDMとかで教えてください!

スポンサーリンク

【観劇レポ】ストーリー ※重大なネタバレは無し

クスリと笑えるクラノスケとその妻

キラ(星風まどか)が営む賭場でがクノスケ(柚香光)がクノスケ(永久輝せあ)と再会し、クラノスケの家で話をする場面。

この場面のリク(華雅りりか)さんの面白いこと。

場面自体はそこまで明るい話をしているわけではない(討ち入りしないなんて情けない!といったような内容)ですが、

貧乏でも明るく生きるリクさんの逞しさが見えました。

台詞の間、トーン、表情全てにおいてフフッと笑えるチャーミングな場面でした。

音くり寿無双

今回のMVPは間違いなくツナヨシ役の音くり寿ちゃんです。

娘役さんがツナヨシ??

と思いましたが、この役は音くり寿ちゃんで大正解。

鈴の音のような美しい声も聞けますし、くるくると変わる表情のなんとも愛らしいこと。

ツナヨシが出てくる場面もコミカルな部分が多いですが、

笑わせようとネタに走るのではなく、ツナヨシ自身が持つ愛嬌によって、周りがフフッと笑顔になる場面でした。

可愛らしいお顔×権力を持つ人に凄まれたら誰も太刀打ちできません。

ホームページの公演解説に、

花、咲き乱れる国際都市、エド。そこには世界中から科学の粋が集められ、百花繚乱のバロック文化が形成されていた。

宝塚歌劇団公式サイト『元禄バロックロック』公演解説より引用。https://kageki.hankyu.co.jp/sp/revue/2021/baroquerock/info.html

とありますが、この「科学の粋」もツナヨシに贈られます。

なんならこの場面見て(ああ、そういえばそういう設定やったな…)と思い出しました。

今回のお話、そんなに科学色は強くありません。

そしてこの場面で繰り広げられる贈り物ネタ、私(20代)はギリギリ分かるけどもっと若い子は分かるのかしら???

とりあえず音くり寿ちゃんがとってもキュートな将軍で、ほんと器用な方なんだなあというのがよく分かりました。

あとですね、今からものすごいネタバレをするんですけどね、

大きなイッヌのぬいぐるみを抱えてる音くり寿ちゃん可愛い!!!!

ありがとうございました。

まとまりきらなかった感想たち

・水美舞斗さんの悪役めっちゃ白目が良い

・水美舞斗さんの歪んだ笑顔素敵やけど1ヶ月続けてたらお口歪まないか心配

・タクミノカミうろうろしてるけどルキーニみたいに積極的に本編に関わってくる人ではなさげ

・タクミノカミが賭場でうろうろしてるの可愛い

・背景の映像も色が派手

・賭場の名前「ラッキーこいこい」、「こいこい」って聞くと花札を思い出すのは私だけ?

・パンフレットの裏表紙も花札の絵に見えてくる

・賭場で歌う「♪ラッキーこいこい」はエド版PARADISO

・最初設定ぶっ飛んでるなあって思ったけど、話まとまってるしハッピーエンドで楽しい。

スポンサーリンク

おわりに

面白い!という意味で何回も観たくなりますし、

2回目は見え方が違うんだろうなあ…という意味でも複数回観たくなる作品です。

年の瀬にピッタリの忠臣蔵で、年の瀬にピッタリのハッピーエンド!

東京はお正月公演なんですよね。初笑いは花組さんで決まりです。

次は【今後要観察】の部分を重点的に見ていきたいな!

まだチケット取るか悩まれている方、ぜひ観た方が良いですよー!

ビジュアルも内容も大満足でした!

それでは、

おあとがよろしいようで。

コメントはこちら

タイトルとURLをコピーしました