梅田芸術劇場『ポーの一族』1/17 12時公演観劇レポート

梅田芸術劇場『ポーの一族』1/17 12時公演観劇レポート

こんにちは。

観劇三昧OLです。

ポーの一族行ってきました〜〜

Twitterでも「ほぼ宝塚やけど台詞とか変わっててちゃんと梅芸」のようなお言葉たくさんだったので楽しみにしてました!

それでは観劇レポート、

レッツゴー!

概要

●ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』
脚本・演出 小池修一郎

原作は1972年に「別冊少女コミック」で発表された萩尾望都の名作漫画。

小池修一郎が脚本・演出を手がけ、2018年に宝塚歌劇団花組で初演。

当時花組トップスターであった明日海りおが、今回退団後初の舞台で再び主人公・エドガーを演じます。

あらすじ

イギリスの片田舎―森の奥に捨てられた幼い兄妹エドガーとメリーベルは、館に住む老ハンナに拾われ育てられる。老ハンナたちポーの一族は、永遠の時を生きる「バンパネラ」の一族であった。正体を見破った村人に取り囲まれた時、ポーの一族を率いる大老ポーは、存続の危機を救うためエドガーを無理矢理仲間に加えてしまう。こうしてエドガーは、妹メリーベルも一族に加え、ポーツネル男爵とその妻シーラを養父母として長い時を生きることとなる。

時は流れ、4人は新興の港町ブラックプールに姿を現す。男爵とシーラは、港町で診療所を開く医師、ジャン・クリフォードを仲間にしようと目論む。そこでエドガーは、町一番の名家、トワイライト家の跡取りアランと宿命的な出会いを果たすのだった・・・。

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』公式サイト「STORY」より引用。https://www.umegei.com/poenoichizoku/

キャスト

エドガー・ポーツネル    明日海りお
アラン・トワイライト    千葉雄大
フランク・ポーツネル男爵  小西遼生
ジャン・クリフォード    中村橋之助
シーラ・ポーツネル男爵夫人 夢咲ねね
メリーベル         綺咲愛里
大老ポー/オルコット大佐  福井晶一
老ハンナ/ブラヴァツキー  涼風真世
ジェイン          能條愛未
レイチェル         純矢ちとせ

石川新太
大井新生
加賀谷真聡
鍛治直人
鯨井未呼斗
酒井 航
高橋慈生
新原泰佑
西村清孝
松之木天辺
丸山泰右
武藤 寛
吉田倭大
米澤賢人

伊宮理恵
桂川結衣
木村晶子
多岐川装子
田中なずな
笘篠ひとみ
七瀬りりこ
花岡麻里名
濵平奈津美
蛭薙ありさ
美麗

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観劇レポート

1月17日12時公演に行ってきました!

終演後のごあいさつで明日海りおさんが

「日曜日なのに1回しか公演が無くて不思議な感じです。」

とおっしゃってて、確かにな~~~となった回でした!(どんな回や)

それでは

ここからはネタバレを含みます。

美の権化が集結!終始美しいキャストさん。

いや~~~~~~~~~

何よりこれ。舞台上がこの世のものじゃなかった。

まずはエドガー役明日海りおさん

2018年の宝塚花組公演の時と全く同じ(いやパワーアップしたかも)ビジュアルでご登場。

本物のバンパネラ降臨した。

白のシンプルなブラウスに赤い薔薇1輪持って登場するのが世界一似合うおと、、、

女性。

宝塚のときよりまつ毛のボリューム減ってたけどそれでもしっかりエドガーで、大人でも子供でもない時間で止まってしまったエドガーのアンニュイな雰囲気が相変わらず体から放たれておりました。

あれを尊いと言うのですね。

あと、「ポーの一族」ナンバー中にグレン・スミスの血を吸うシーンがあると思うんですけど、あそこの明日海さんの顔、本物のバンパネラでした。

目をカッと開いて今にも犬歯突き刺さるんちゃうかみたいな見事な三角形のお口の開き方してて、お顔の美しさも相まってCG見てる気分になりました。ここ、地味に見所です。

つづいてアラン役千葉雄大さん

初日観に行った方々のツイートで、舞台上でのたたずまいが慣れてない、とかお化粧が薄い、といったお声を見ていたので少し心配でしたが、

舞台での佇まいはそんなに気になりませんでした!

慣れたのかな?

お芝居もさすが俳優さん。

アランの不安定で危うい雰囲気がまっすぐ伝わってきました。

問題はお化粧。

3階席からオペラで見てたんですけど、お疲れ?なのかうっすら目の下にクマらしきものが・・・。

唇も少し血色が悪くて、まあ人ならざるもの感はあったけどあまりに明日海エドガーと並んだ時の世界線が違いすぎて・・・!

誰か彼に血色を!エナジーを!!(違

でも元のお顔が美しいおかげで、うわ見れねえ…明日海エドガーの横に人間がいる…とはならなかったので凄い。

この辺鑑みても、梅芸版でやるとしたら千葉さんしかアランはできなかったと思います。

終演後挨拶でほのぼのと「たこ焼き食べました」って報告してたのもめっちゃよかった。30代男性じゃなかった。

あ、彼も年を感じないね。本物のバンパネラさんや。

続きましてシーラ役夢咲ねねさん

お・・・お美しい・・・・。

特にブラックプールの場面で着てる紫色のドレスがものすごく似合ってて。

夢咲ねねさんおひとりだけ顔の小ささと体から放たれてる輝きが違いました。

体に発行する何か塗ってる?絶えず周りの空気が輝く魔法使ってる??ってぐらい、周りの方との輝きのレベルが違いすぎた…。

歌もパワーアップしてた気がします!!でもそれはこの後の章で!!!

最後にメリーベル役綺咲愛里さん

開演前にパンフ見てて、思わずメリーベルのページで息をのみました。

可愛すぎる。

子供の時の少しボリュームある巻き髪も、成長した後の落ち着いた巻き髪も、どっちも似合ってるし、こちらも夢咲ねねさん同様輝きが恐ろしい。

そりゃアラン一目惚れしてまう。

個人的には、「永遠の愛」のナンバーの後、下手側でいちゃつく男爵とシーラの反対側で、エドガーに「見ちゃダメ!」みたいな動きされた後にオケピ覗いてキャッキャしてるのが死ぬほどキュートでした。オペラ左右にブンブンしてしまった。

ふう・・・。

ちなみに人じゃないですが、開演前の幕もめちゃくちゃ美しかったです。

黒い背景に赤いバラの花が咲き乱れている映像が投影されていて、可能なら写真撮りたかった…。

禁止されてるのでね!

じっくり目に焼き付けました。

素敵な楽曲、素敵な歌声

まずは明日海エドガーの『哀しみのバンパネラ』

やっぱりこの曲は銀橋で歌って欲しいなあ…と思ってしまいました。笑

歌の途中で赤い薔薇をポトッと落とすところ、(「人に生まれて」あたりだった気が。)

人ではなくなってしまった

という絶望がその動作ひとつで伝わってきて震えました。

美女と野獣も薔薇が散ったら最後、人間には戻れないですもんね。

エドガーはしっかり咲いてる薔薇をまるごと自ら落としているので、より一層「いきなり未来を奪われた」感じがして心臓がキュッとなりました。

また、1番最後、「僕は バンパネラ」を2回繰り返すところ、

私の記憶が正しければ、花組公演か2018年のタカスペでは

1回目→力強くフォルテ
2回目→悲しげに切なげにピアノ

みたいな歌い分けしてた気がするんですけど、今回は2回とも力強く歌っていて、バンパネラになってしまった自分自身に怒ってるような、諦めてるような、そんな感じがしました。

あと「バンパネラ〜」の「ン」の声の響き方がとても好きでした。(細かい)(伝われ)

続いてシーラの『永遠の愛』

夢咲ねねさん、お歌上手くなられた気が!

宝塚時代の夢咲さん、ロミジュリの映像でしか拝見したことないんですけど、

良くも悪くも柚希さんとデュエットして輝く声というか。

ソロだとパンチが弱いなあと思ってました。

グレート・ギャツビーも観に行ったんですけど、正直あまり記憶に…。(芳雄さんの魅せる背中と石川新太くんのスーパー美声は覚えてますよ!笑)

今回も、特に最後の方のハイトーン聞くまでドキドキしてたんですけど、しっかり芯のあるお声をされてました。

あとお歌ではないですが、初めてエドガーと出会った場面と、エドガーの養母として旅をしている場面とでは声のトーンが違っていました。母役になってからは少し低めの声でお話していて、大人の色気が増していました。

最後はやっぱり!涼風真世さん

老ハンナさま〜〜〜

1番初めに出てきたのは『ポーの一族』かな。

元男役の迫力ある低音ボイスが梅芸に轟いていました。鳥肌でした。

だからといって「男役」ではなくてちゃんとお年を召した女性の声に聞こえたので不思議ですよね。

おおよそ「おばあちゃま♡」みたいな可愛らしい雰囲気ではなかったです。メリーベル食われるんちゃうかぐらいの迫力でした。

あまり涼風真世さんの低音ボイス聞いたことが無かったので、これからもどんどんやってほしいと思いました。まじでかっこよかった。

最後の見せ場、2人のゴンドラ

これめっちゃ気になってたんです。

花組公演見た時は、

「ベルばら再来…」

って思ってしまった例のゴンドラ。

ちょっとガタつくゴンドラ。

花組は上と左右に動いていた気がしますが、

梅芸版は上下にしか動きませんでしたね。

さながらビルの窓掃除のアレ(違う)

装飾?もされてて、ガタついてもなくて、物語への没入感はそんなに削がれませんでした。

花組の時は左右に動くことで客席(=人類とか世界そのものとか)を眺めている感じがあって、「人ならざるもの」として、これから果てしない時間を旅することへの一種の諦めや悟りみたいなものを感じていました。

梅芸版は動きが少なかったので、人間を眺めているというより、アランが人間→バンパネラに変化したことの象徴、あのバルコニーが「二人の世界」の象徴のような気がしました。

このバルコニーの場面で終わっていたら、いかにも「エンディングの演出」感がありますが、

このあと現代?の学校に2人が転校する場面があって終演になるので、このバルコニーの場面、きっと何かしら意味があるのかなと思います。が、難しい。

まさか「アラン、バンパネラになりましたよ〜」ってお披露目パレード的なやつでは…ないですよね。

みなさんはどんな解釈をしたか、ぜひ教えていただきたいです!

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おわりに

いや〜〜〜

キャッチーな音楽、きらびやかなドレスにセット、切なくもの悲しい物語。

最高でした。

やっぱり男性キャストがいるとコーラスの厚みが変わりますね。低音偉大。

上には書いてませんがキング・ポー役の福井晶一さんも、ものすんんんごくいい声、素敵な歌、醸し出す大物感でした。さすがバルジャン。

あとこれはTwitterにも書いたんですけど、アンサンブルの石川新太くん、セリフもソロも他の方より多めな気がして、たぶん小池修一郎先生が目をかけてるんやろうな〜〜って感じがしました。現代版哀しみのバンパネラの冒頭歌ってたし。歌うまいし。

花組公演もそこまできちんと覚えている訳ではないのでもう一度見たい…!

花組公演と梅芸版のDVD両方手に入れられたら見比べられるんですね…やりたい…。お財布と相談しよ…。

こんなご時世ですが、今から観に行く方は全力で楽しんできてください!

今回は劇場で観れない方も、

ライブ配信:2021年1月23日(土)12:00 公演
DVD発売:2021年6月11日(金)予定

があるのでおうちで楽しめますね!有難い!

DVDの予約はもう始まってるみたいなのでお早めに!

ミュージカル『ポーの一族』の公式サイトから予約できますよー!

本当に人もセットも歌も物語も美しい舞台でした。楽しかった!

それでは、

おあとがよろしいようで。

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